明治26年近畿富山県人会創立。富山で生まれたことを喜び、富山を思うことによって努力精進することの勇気を高めるという共通の価値観で結ばれた仲間・同志の集まりです。
明治26年以前、何人かの県人が集まっては、酒を酌み交わしたり、大阪で歯を食いしばって働くことの辛さや悲しさをお国言葉で話し合ったりしながら、いつかは故郷に錦を飾る日を夢見て、それを喜び、慰めとして励んでおられたことでしょう。富山駅から大阪へ出てこられるようになったのは明治31年ごろですから、富山に帰ろうにもなかなか帰れなかった時代です。
こういう集まりがだんだん強固になって、明治26年に正式に「近畿富山県人会」が出来上がり、結成以来会員相互の固い結束のもと、活発な活動を展開しています。
会長ご挨拶

近畿富山県人会 会長 金山隆興
近畿富山県人会の皆さまはじめ、ふるさと富山に縁(ゆかり) のある方々におかれましては、日々健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
当ホームページには近畿富山県人会の歴史と活動状況、近畿で活躍しておられる企業、地域団体、個人等のご紹介をはじめ、その活動状況をお知らせし、近畿在住の富山に縁のある方々との交流をさらに拡げ、深めていきながらふるさと富山の発展ぶりを紹介し、さらに絆を深めて頂きたいと思っています。
近畿富山県人会は明治26年に創立されました。現在120数年以上の歴史を持った各地域の県人会の中でも有数の古い県人会です。
今日まで幾多の先人がこの歴史ある県人会を守り育ててこられました。創立当時は互いに身寄りの少ない方々どうしが互いに励まし合い、協力しながら強い絆を結んでおられたことと思います。 昭和16年12月太平洋戦争勃発と共に一時自然休会となり、終戦後いち早く昭和22年12月には富山県物産の展示即売会が阪急百貨店で開かれ、統制下、出品物は十分ではなかったが開幕間もなく売り切れるという好評ぶりだったということです。
それと前後して、郷土への思慕と情熱から、壊滅していた県人会を復活させようと、コクヨ創業者の黒田善太郎氏が自費で朝日、毎日両新聞に広告を出し会員を募集され、結果360余人の申し込みとなり、昭和23年1月に黒田国光堂(現コクヨ)3階講堂で戦後初の県人会(第112回)が開催されました。また、平成5年11月には創立100周年記念総会(第155回)がホテルニューオータニ大阪で開催され1000余人の出席者という盛会振りで現在に至っています。
観光資源豊かで、忍耐強く人情味あふれる県民性豊かな、ふるさと富山を心から愛する会員の方々が、さらに多くの方々に富山の持つ素晴らしさを知ってもらい、一人でも多くの人たちに会員になっていただき、近畿富山県人会の発展とふるさと富山県の発展に寄与していただきたいと願っております。
どうか奮ってご家族、知人、友人お誘い合わせのうえ、近畿富山県人会、各地域会にご参加頂き、富山の持つ更なる魅力を掘り起こして頂きたいと思います。
会員の皆さまはじめ、これからご参加いただける皆さまがたの更なるご健勝を祈念し、近畿 富山県人会の更なる発展にご協力をお願い申し上げます。
■歴代会長
初代会長:荒井健次郎(メリヤス・綿布商)
第2代会長:黒田善太郎(コクヨ(株)会長)
第3代会長:大谷竹次郎(大谷鉄鋼所・昭和電極社長)
第4代会長:朝倉外治(朝倉商事(株)社長・エールック縫製(株)社長)
第5代会長:大谷一雄(住友化学工業(株)社長)
第6代会長:村中重造(村中医療器(株)代表取締役)
第7代会長:黒田暲之助(コクヨ(株)社長)
第8代会長:高畑敬一(特定非営利活動法人 ニッポン・アクティブライフ・クラブ(NALC)会長)
第9代会長:後藤洋治(関西電力(株)副社長)
■役員
顧 問:新田八朗(富山県知事)
相談役:後藤洋治(入善町出身)
会長:金山隆興(魚津市出身)
副会長:石丸正運(砺波市出身)
副会長:置田文夫(南砺市出身)
副会長:置田正之(南砺市出身)
副会長:千先久矩(滑川市出身)
副会長:中川春男(高岡市出身)
副会長:根来正男(南砺市出身)
副会長:古城紀雄(射水市出身)
副会長:山本孝則(氷見市出身)
参与:愛場隆彬(朝日町出身)
参与:坂田和夫(小矢部市出身)
参与:古野栄作(南砺市出身)
参与:本間禮三(富山市出身)
参与:吉田怜子(小矢部市出身)
幹事長:山崎清孝(南砺市出身)
副幹事長:浅野信之(富山市出身)
副幹事長:安藤純子(富山市出身)
副幹事長:石田賢二(富山市出身)
副幹事長:角尾ノリ子(高岡市出身)
副幹事長:片山康子(南砺市出身)
副幹事長:川平貢永(魚津市出身)
副幹事長:近堂 収(滑川市出身)
副幹事長:酒井京子(射水市出身)
副幹事長:浄土幸信(射水市出身)
副幹事長:永井涼子(富山市出身)
副幹事長:増山良子(滑川市出身)
会計幹事:新谷浩史(富山市出身)
監査幹事:中村幸雄(南砺市出身)
監査幹事:脇田 実(小矢部市出身)
■会員数
約3,000人(2017年4月現在)
■会則
第1条 | 本会は近畿富山県人会と称する |
第2条 | 本会は近畿に在住する富山県(以下県と略称)出身者及びその縁故者を以って組織する。 |
第3条 | 本会の事務所を大阪市西区靱本町一丁目9番15号、財団法人近畿富山会館に置く。 |
第4条 | 本会の目的は会員相互の親睦向上を計ると共に県との接触を親密にし県の繁栄に寄与するにある。 |
第5条 | 会員間の交流並びに商取引等は絶対信義誠実を旨とすべきものとする。 |
第6条 | 本会はその目的を達成するため事業を行う。 (1)講演会、親睦会、趣味の会、郷土訪問、墓参会等の開催 (2)県物産及び観光の宣伝、斡旋 (3)学校卒業期に於ける県の学生就職紹介 (4)その他県の産業、文化発展に協力 |
第7条 | 入会希望者は住所、勤務先、職業、電話、出身地を明示し、本会事務局に申し込むものとする。 会員の住所その他に異動が生じた時には速やかに事務局に通知する。 |
第8条 | 本会に下記の役員を置く。 会長1名 副会長若干名 幹事長1名 副幹事長若干名 常任幹事若干名 顧問若干名 相談役若干名 参与若干名 会長、副会長、幹事長、副幹事長、及び常任幹事は総会に於いて選出する。 顧問、相談役、及び参与は会長が委嘱する。常任幹事の中から互選により会計担当、監査、担当、各々2名を選出する。 |
第9条 | 役員の任期は会長、副会長、幹事長、副幹事長、及び常任幹事は2年間とする。 副会長は会長を補佐し、会長事故あるときは、その互選する順位に従ってその職務を代行する。 会長以外の役員に欠員を生じ、その補充を要するときは常任幹事会に於いて選出する。 |
第10条 | 会長は、本会を代表して会務を総括する。本会の日常会務は、幹事長が取り計らい、副幹事長が補佐して立案提案をし、会長の承認を得て執り行う。重要案件又総会に上程すべき議案の事前審議は常任幹事会の決議を要する。 |
第11条 | 本会は年に1回以上総会を開く。 特に必要あるときは臨時総会を開くことがある。 (1)会務の報告 (2)役員の選挙 (3)会則の変更 (4)その他特に重大なる事項 |
第12条 | 常任幹事会は、常任幹事の外、会長、副会長、幹事長、副幹事長、顧問、相談役及び参与を以って構成する。 |
第13条 | 会議の決議はすべて出席者の過半数の承認がなければ成立しない。 |
第14条 | 本則に規定せざる事項は常任幹事会に於いて決定する。 |
第15条 | 本会の会費は、会費、寄付金、その他をもって当てる。 |
第16条 | 会計年度は、毎年6月1日に始まり、翌年5月31日に終わる。 本会の会計は、会計担当常任理事が取り扱い、会計監査担当常任理事が監査し、常任幹事会の承認を以って総会に報告承認を求めるものとする。 |
附則この会則は平成30年10月21日よりこれを施行する
平成25年10月20日 第16条 会計年度期間 改訂
平成30年10月21日 改訂