近畿富山県人会

県人会について

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明治26年近畿富山県人会創立。富山で生まれたことを喜び、富山を思うことによって努力精進することの勇気を高めるという共通の価値観で結ばれた仲間・同志の集まりです。

明治26年以前、何人かの県人が集まっては、酒を酌み交わしたり、大阪で歯を食いしばって働くことの辛さや悲しさをお国言葉で話し合ったりしながら、いつかは故郷に錦を飾る日を夢見て、それを喜び、慰めとして励んでおられたことでしょう。富山駅から大阪へ出てこられるようになったのは明治31年ごろですから、富山に帰ろうにもなかなか帰れなかった時代です。

こういう集まりがだんだん強固になって、明治26年に正式に「近畿富山県人会」が出来上がり、結成以来会員相互の固い結束のもと、活発な活動を展開しています。

新年のご挨拶

近畿富山県人会会長
古城紀雄

 近畿富山県人会の仲間のみなさん、新年あけましておめでとうございます。3年来のコロナ禍がまだすっきりと終息をみない昨今ですが、相変わらずご健勝にてお過ごしのことと存じます。平素はわれわれ県人会の活動にご協力ご鞭撻をくださり、心よりお礼申し上げます。

近畿富山県人会会長 古城紀雄

 私事、去る令和4年10月23日に京都で開催の近畿富山県人会で第11代の会長就任を承認いただきました古城紀雄です。どうかよろしくお願い申し上げます。
直前会長の金山隆興さんには6年間余りの任期の間に積極的に県人会運営に関わり、また毎月開催の運営幹事会への出席をいただきました。任期中にはコロナ禍で運営の困難さが増す環境ではありましたが、優しく適切に導いてくださり、心よりお礼申し上げます。また、当日同時に副会長を退かれました中川春男さん、置田正之さん、根来正男さん、山本孝則さんの4人の方々にも永年にわたり副会長としてご尽力いただきましたこと、衷心よりお礼申し上げますとともに、今後ともよろしくお導きのほどお願い申し上げます。
今後は前会長・副会長の流れをしっかり継承するとともに、会員の方々の想いにより近い企画を具体化する方向で進めたいと考えております。みなさまには県人会に対する想い・意見をどしどし届けてくださるようにお願い申し上げます。

 新しい企画については、役員会の議を経て、「講話を聴く会」、「グルメめぐりの会」、「カラオケを楽しむ会」など同好会的集いを受益者負担で年に複数回開催して、いろいろな出会いの機会を作る方針で進みたいと考えています。また、バスで一緒にふるさとを訪問する企画は延期に延期を重ねていましたが、この度、氷見市の方々のご協力を得て5月28日(日)~29日(月)に実施する運びとなっています。氷見市ご出身の方々のみならず、多数ご参加を予定くだされば幸いです。

加えて、本年は当県人会創立130周年にあたり、10月22日にホテルニューオータニ大阪で記念総会・懇親会の開催を予定しています、明治26年創立以来、同郷の絆を礎に相互支援の輪を拡げ積み上げられてきた先達の願い・想いを、現在の状況の中で少しでも実現してゆきたいものと念じております。どうかよろしくお願い申し上げます。

さて、私達富山で過ごしたことのある者に目に焼き付いた共通の美しい風景があります。それは、この「近畿富山県人会だより」に載せていますような「神々しい光に浮かぶ立山連峰の雄姿」です。晩秋から初春にかけて曇天の続く中、じつにまれに晴れた日には崇高ともいえるその姿にひととき息をのみつつ見上げてたことでした。

立山の空にそびゆるをゝしさに ならへとぞ思ふみ代のすがたも

これは大正十四年の歌会始の折「山色連天(山色天に連なる)」の勅題にて摂政宮(後の昭和天皇)が詠まれた一首です。その前年十一月三日、陸軍大演習で西砺波郡植生村(現小矢部市)に行啓された摂政宮は快晴の秋空のもと白銀にきらめく立山連峰の雄大な山容に感嘆されての御詠歌だということです。そしてこの「立山の御歌」は岡野貞一さんの作曲に依り富山県民歌となり、県内での式典では国歌と共に斉唱されました。幼き頃からのこの歌の斉唱情景は、立山連峰の雄姿とともに私達富山同郷の仲間に大切に共有され忘れることが決してありません。

そんな懐かしくも美しい情景を共有できている我々はそのことでひとつの幸せを感じることができています。こんな幸せをさらに拡げ、お互いの人生目標をさらに確実に実現させてゆく流れも期待できます。どうか「富山を愛し、郷愁を感ずる気持ち」を基礎にして、それぞれさらに豊かな日常が得られるように協働してゆきましょう。よろしくお願い申し上げます。(令和5年1月吉日)

■歴代会長

初代会長:荒井健次郎〔メリヤス・綿布商〕
第2代会長:黒田善太郎〔コクヨ(株)会長〕
第3代会長:大谷竹次郎〔大谷鉄鋼所・昭和電極社長〕
第4代会長:朝倉外治〔朝倉商事(株)社長・エールック縫製(株)社長〕
第5代会長:大谷一雄〔住友化学工業(株)社長〕
第6代会長:村中重造〔村中医療器(株)代表取締役〕
第7代会長:黒田暲之助〔コクヨ(株)社長〕
第8代会長:高畑敬一〔特定非営利活動法人 ニッポン・アクティブライフ・クラブ(NALC)会長〕
第9代会長:後藤洋治〔関西電力(株)副社長〕
第10代会長:金山隆興〔(株)金山工務店会長〕

■役員

名誉顧問:新田八朗(富山県知事)
顧問:後藤洋治(入善町出身)
顧問:金山隆興(魚津市出身)
会長:古城紀雄(射水市出身)
副会長:石田千治(氷見市出身)
副会長:石丸正運(砺波市出身)
副会長:置田文夫(南砺市出身)
副会長:千先久矩(滑川市出身)
副会長:豊田久美子(入善町出身)
副会長:野村定昭(高岡市出身)
参与:愛場隆彬(朝日町出身)
参与:置田正之(南砺市出身)
参与:根来正男(南砺市出身)
参与:本間禮三(富山市出身)
参与:山本孝則(氷見市出身)
参与:吉田怜子(小矢部市出身)
幹事長:山﨑清孝(南砺市出身)
副幹事長:浅野信之(富山市出身)
副幹事長:石田賢二(富山市出身)
副幹事長:角尾ノリ子(高岡市出身)
副幹事長:片山康子(南砺市出身)
副幹事長:川平貢永(魚津市出身)
副幹事長:近堂 収(滑川市出身)
副幹事長:酒井京子(射水市出身)
副幹事長:永井涼子(富山市出身)
副幹事長:不破清徳(朝日町出身)
副幹事長:増山良子(滑川市出身)
会計幹事:脇田 実(小矢部市出身)
監査幹事:中村幸雄(南砺市出身)

■会員数

約3,000人(2017年4月現在)

■会則
第1条 本会は近畿富山県人会と称する
第2条 本会は近畿に在住する富山県(以下県と略称)出身者及びその縁故者を以って組織する。
第3条 本会の事務所を大阪市西区靱本町一丁目9番15号、財団法人近畿富山会館に置く。
第4条 本会の目的は会員相互の親睦向上を計ると共に県との接触を親密にし県の繁栄に寄与するにある。
第5条 会員間の交流並びに商取引等は絶対信義誠実を旨とすべきものとする。
第6条 本会はその目的を達成するため事業を行う。
(1)講演会、親睦会、趣味の会、郷土訪問、墓参会等の開催
(2)県物産及び観光の宣伝、斡旋
(3)学校卒業期に於ける県の学生就職紹介
(4)その他県の産業、文化発展に協力
第7条 入会希望者は住所、勤務先、職業、電話、出身地を明示し、本会事務局に申し込むものとする。
会員の住所その他に異動が生じた時には速やかに事務局に通知する。
第8条 本会に下記の役員を置く。
会長1名 副会長若干名 幹事長1名 副幹事長若干名 常任幹事若干名 顧問若干名 相談役若干名 参与若干名
会長、副会長、幹事長、副幹事長、及び常任幹事は総会に於いて選出する。
顧問、相談役、及び参与は会長が委嘱する。常任幹事の中から互選により会計担当、監査、担当、各々2名を選出する。
第9条 役員の任期は会長、副会長、幹事長、副幹事長、及び常任幹事は2年間とする。
副会長は会長を補佐し、会長事故あるときは、その互選する順位に従ってその職務を代行する。
会長以外の役員に欠員を生じ、その補充を要するときは常任幹事会に於いて選出する。
第10条 会長は、本会を代表して会務を総括する。本会の日常会務は、幹事長が取り計らい、副幹事長が補佐して立案提案をし、会長の承認を得て執り行う。重要案件又総会に上程すべき議案の事前審議は常任幹事会の決議を要する。
第11条 本会は年に1回以上総会を開く。
特に必要あるときは臨時総会を開くことがある。
(1)会務の報告 (2)役員の選挙 (3)会則の変更 (4)その他特に重大なる事項
第12条 常任幹事会は、常任幹事の外、会長、副会長、幹事長、副幹事長、顧問、相談役及び参与を以って構成する。
第13条 会議の決議はすべて出席者の過半数の承認がなければ成立しない。
第14条 本則に規定せざる事項は常任幹事会に於いて決定する。
第15条 本会の会費は、会費、寄付金、その他をもって当てる。
第16条 会計年度は、毎年6月1日に始まり、翌年5月31日に終わる。
本会の会計は、会計担当常任理事が取り扱い、会計監査担当常任理事が監査し、常任幹事会の承認を以って総会に報告承認を求めるものとする。

附則この会則は平成30年10月21日よりこれを施行する
平成25年10月20日 第16条 会計年度期間 改訂
平成30年10月21日 改訂

近畿富山県人会 事務局 TEL 06-6443-9181

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