近畿富山県人会 令和4年新年交礼会 盛大に開催!

令和4年1月14日11時30分より、道頓堀ホテル2階にて、近畿富山県人会令和4年新年交礼会が開催されました。久方ぶりの集いということで当初は70名を超す参加申し込みがありましたが、新年になってオミクロン株のコロナ禍第6波に対し自粛へ転ずる方々もあり、当日は59名の参加で、感染防止に心しながら笑顔いっぱいの集いとなりました。
永井涼子副幹事長の司会のもと、国歌と近畿富山県人会の歌を黙唱、金山隆興会長の親しみのこもった挨拶につづき、山﨑清孝幹事長が県人会や地域会の行事予定などについて報告しました。さらに神田政計富山県大阪事務所長が県の近況を伝え、二本松真悟立山黒部貫光西日本営業所長が今年のアルペンルート観光への情報提供と期待を述べ、愛馬隆彬参与(おわら教室会長)が野宇絹恵さん、関根雅子さんとともにおわら教室の状況を報告し参加を募っていることを伝えました。
ついで古城紀雄副会長が「富山県の成り立ちと県民気質」と題して20分余り話題提供しました。ここでは古来からの「越中」概念の変遷と明治4年7月14日の廃藩置県での富山県設置に至った経緯を詳述したのち、同年11月20日には富山県の名称が抹消され「新川県」となるも、変遷を経て明治9年4月18日にその新川県も大「石川県」に編入されて消滅してしまった流れが説明されました。その後の旧富山県域での米澤紋三郎らの分県運動が功を奏し、明治16年5月9日にわが「富山県が復活設置」された流れが説明されました。
ついで、そんな背景をもつ富山県にゆかりを持つ県人の気質は必然的にその背景・歴史によって形つくられたであろう立場で、故郷が生んだ偉人の生き方を解析して共通する傾向をまとめて、富山県人気質について述べ、そんな共通項をもつ我々がしっかりとした絆を形成しつつ協働してゆきましょうと結びました。
懇親会は根来正男副会長の乾杯でスタート、浄土幸信副幹事長の司会で親しく和気あいあいの雰囲気で進行し、上市町から来ていただいた民謡歌手の寺崎美幸さんのショーに移りしました。懐かしい故郷の歌にこころから聞き入り、ときにはともに口ずさんだり踊ったり。こきりこ節の歌に合わせて山﨑幹事長が演武を披露し、おわら節では会場内におどりの輪ができました。
次のきときとクラブがお世話いただいた「お楽しみ抽選会」では、故郷の特産品や風景などを描いた色紙などが提供され盛り上がりをみせました。最後に千先久矩副会長の万歳、山本孝則副会長が閉会の挨拶をして散会しました。
今後の近畿富山県人会の全体行事としては、6月23日(木)に道頓堀ホテルでの常任幹事会、そして10月23日(日)にはウエスティン都ホテル京都での第182回近畿富山県人会総会が予定されております。